服にお金かける人が減っている?その理由は?

お金をかけて服を楽しむという人もいれば、あまりお金はかけないという人もいます。以前はお金かける人の割合も多かったようですが、昨今ではその割合も変化してきているようです。なぜ服に投資をする人が減ってきたのか、そこにはいろいろな理由が関係しています。

ひとつに、ファッションばかりにお金をかけていられないという理由が挙げられます。確かにお金が必要なのはファッションばかりではなく、生活費やデート、ゲームなどなど、様々なジャンルでコストがかさみます。以前は今ほど娯楽が多くなかった面もありますので、お金の使いみちもある程度、限定されている部分もありましたが、今は様々な用途でお金が必要になります。そうした中で服の優先順位も変化していったことで、あまりファッションばかりに投資ができないという人も増えているのです。

しかしながら、経済的なゆとりがあれば優先順位が低かろうとも自己投資をする気持ちになる人も多いはずです。ところが経済的な面での悩みがあることであまりお金をかけられないという人が少なくない現実もあります。

例えば、本来なら比較的経済的な余裕がある社会人にしても、余裕が持てない状況に置かれています。薄給で働いているというケースは決して少なくない現状があり、一方では増税やサービスの値上げなどによって出費は多くなっているのです。また、非正規雇用の人材が増加していることも相まって、将来に余裕が持てないと考えている人も少なくないでしょう。経済的な苦しさがある中、ファッションにお金をかけられるかどうかと言えば、難しいと答える人が多いはずです。それなりの服装をしていればそれで十分と考える人もおり、無理をしてまでファッションに投資をする必要性を感じられていません。

私自身もそうした考えを持っていますので理解できる部分もあります。経済的な余裕があれば好きな服を買って楽しむことも考えますが、そうではないのならば無理に買う必要性を感じません。貯金や生活費、その他の優先順位の高いものにお金を使った方が断然有意義に感じられます。きっとこのような考えを持つ人が増えはじめ、ファッション関係の消費も減少傾向にあるのでしょう。

ファストファッションで済ませる人が多くなったのも、お金かける人が減った理由のひとつです。ユニクロを筆頭に、様々なファストファッションブランドが登場していますが、有名ブランド物と比較すると値段がリーズナブルなアイテムが多いです。以前はあまりオシャレなアイテムがなかったり、安っぽい印象もあったりしてメインで利用する人は少ない傾向がありました。ところが昨今では、メインでもそれなりのオシャレができるアイテム展開がされています。また、品質も安かろう悪かろうということもなく、十分に満足のできるレベルを実現しています。コーディネート次第では安っぽい見た目を回避でき、無難にまとめることができますので、それで十分にファッションを楽しめてしまうことも多いのです。

この点を踏まえると、厳密にはお金かける人が減ったというよりも、ファストファッションを消費する人の割合が増えたのが、服に投資をしない人が増えたように見える理由なのかもしれません。現にユニクロなどはよく利用するという人も多いですし、幅広い世代から支持されています。経済的にゆとりを持ちにくい中、安くともそれなりに買い揃えることができるこうしたショップが世の中のファッションを支えているのかもしれません。

ファッションへの投資が変動してきているのは、年齢による影響も大きいと言えるでしょう。例えば、若い頃はそれなりに拘りがあったものの、働くようになってから無頓着になった、あるいはそこまでのオシャレを求めることがなくなったという人もいるはずです。私も実はそうした変化を実感している内の一人で、年齢によって随分考え方が変化したと思っています。以前はブランド物が好きな気持ちが強かったものの、いつからか強い興味がめっきりなくなってしまいました。過去を振り返ると、なぜそれほどまでにブランドに拘りを持っていたのかと謎に感じてしまうほどです。

ファッションにお金を使うことが減ってきたという理由には、以上のようなものが挙げられます。お金の使いみちの変化や経済的な厳しさなど、納得のできるところはいくつもあるものです。また、価値観はどんどん変化するものでもありますので、ファッションに強い興味が持てなくなるのは自然発生的なものとも言えそうです。

ただ、こうした状況がある中でも、好きな人はどんな状況でも好きなのではないでしょうか。中にはファッション命という人もいますので、そうした人からすればどんな時もお金かける対象となるのかもしれません。一方、そうではない人からすれば積極的に投資する要素には感じられない部分もあるため、最小限の消費に留めているという人も多くいるはずです。